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2010年

11月

09日

インフルエンザ対策について

平成21年に新型インフルエンザが世界的に流行しました。一般の方の多くが免疫を持っていなかったため、感染しやすく、海外では多くの重症患者や死亡者が出ました。
日本では、抗インフルエンザ薬の早期治療が徹底されたことや高齢者に免疫があったため、重症例、死亡例が少なかったのですが、人口の約15% が発病し、学童の 30%以上が感染したと考えられています。

症状は、今までの季節性インフルエンザとほぼ同じで、突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁等の上気道炎症状がこれに続きます。ただし、新型インフルエンザは季節性に比べて下痢などの消化器症状が多く、季節性では経験したことのないような重症肺炎も頻発したと言われています。
特に、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病などの代謝性疾患、腎機能障害、ステロイド内服などによる免疫不全、妊婦、乳幼児、高齢者は重症化することがあるので、予防を心がけ、周囲の方々も感染させないように配慮するように心がけましょう。

インフルエンザは、咳やくしやみなどとともに放出されたウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着したものを触れた後に、目、鼻、口などに触れることにより感染します。予防法としては外出後のうがいや手洗い、マスク着用( 特にインフルエンザに罹った人では、他人への感染を防ぐ効果がある: 咳エチケット) 、人ごみを避ける、栄養と休養を十分取り体力・免疫力を高める、適度な温度・湿度を保つ、ワクチン接種などがあります。

今年度(平成22年度)のインフルエンザワクチンは新型と季節性(A香港型とB型)の3つに効果があります。ワクチン接種約2週間後から約5ヵ月程度効果が持続すると考えられています。

インフルエンザの治療薬は内服薬ではタミフル・シンメトレル、吸入薬はリレンザ・イナビル 、点滴用注射薬ではラピアクタの5種類があります。いずれの薬も発症後48時間以内に投与すると効果があります。
診断を受け早期に薬を使用することで症状の軽減だけではなく、感染拡大を防ぐこともできます。薬を自分勝手にやめてしまったり、適正な使用方法をしないことで十分な効果が発揮できないこともあります。困ったことがありましたらお近くの薬剤師にお尋ねください。